遠賀郡水巻町:孤独死現場の特殊清掃・消臭作業
施工後に発生した課題と、最後まで責任を持って対応した記録
特殊清掃は、「臭いを消すこと」がゴールではありません。
お客様が安心して再び生活できる状態まで復旧することが、本当の仕事だと私たちは考えています。
今回は実際に弊社が経験した事例を、良い結果だけではなく、施工後に起きた出来事も含めて、そのままお伝えいたします。
作業概要
- 場所___:遠賀郡水巻町
- 間取り__:4DK
- 作業内容_:遺品整理・特殊清掃・消臭作業
- 提携店__:スナツ運送
- 消臭工法_:花輪式消臭技術(特許技術)
ご依頼の経緯
ご遺族様よりお電話をいただき、現地へ急行。
現地調査とお見積りをご説明し、ご依頼をいただきました。
ご遺品整理は提携業者であるスナツ運送様が対応し、弊社では特殊清掃および消臭作業を担当いたしました。
実施した作業




- 安定化二酸化塩素による室内消毒
- 汚染箇所の洗浄(ラードトルクリーニング)
- ご遺品整理・搬出(一般廃棄物収集運搬許可業者へ委託)
- 特殊清掃
- ラードトルクリーニング
- ドムスシューカット施工
- オゾン燻蒸による消臭
- 最終確認後、お引き渡し
1か月後に予期しなかった事態が発生
施工完了から1か月後、ご遺族様より「ハエが多数発生している」とのご連絡をいただきました。
すぐに現地へ伺い調査した結果、床材の下に体液が浸透しており、根太・大引き部分まで汚染が及んでいることが判明しました。
表面の臭気は完全に除去できていましたが、床下に残っていた微量の汚染が原因となり、後日ハエが発生したものと判断しました。
再施工を実施




弊社の判断で床材の一部を解体。
床下まで徹底的に洗浄・消毒・消臭を実施しました。
・床材解体
・床下洗浄
・ラードトル施工
・消毒施工
・花輪式消臭施工


施工後は一定期間経過観察を行い、ハエの発生が完全になくなったことを確認したうえで、改めてお引き渡しを行いました。
今回の事例から学んだこと
特殊清掃で最も難しい判断の一つが、「床下まで汚染が浸透しているかどうか」という見極めです。
もちろん、最初から床を解体すれば判断は容易になります。
しかし、その分ご遺族様には数十万円単位の復旧費用が発生してしまうケースも少なくありません。
弊社では、「できる限り解体を行わず、ご遺族様の費用負担を抑える施工」を基本方針としております。
今回は、その判断が結果として甘かったことを真摯に受け止めています。
最後に特殊清掃には、教科書通りにいかない現場があります。
だからこそ私たちは、成功事例だけではなく、実際に経験した課題も隠さずお伝えしたいと考えています。
ご依頼いただいたすべてのお客様に安心していただけるよう、これからも1件1件責任を持って対応してまいります。
ご遺族様より掲載の許可をいただきお知らせしております。